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手作り絵本作家 村上祐喜子さんの
「わたしのえほんたち展」

10月10日、墓参等を兼ねて久しぶりに帰郷した。
郵便で届けられる丹波新聞を出発の直前に受け取り、新幹線の中で開いたが、
飛び込んできたのが村上祐喜子さんの絵本展が本日まで開かれているという記事であった。
村上さんは、手作り絵本作家として、故郷中心に活躍中であり、
「丹波竜のおくりもの」の絵で承知している。
また、NHKアナとしてご活躍中の村上信夫さんの夫人である。
是非、拝見したいと、家内ともども柏原駅で途中下車して立ち寄った。
柏原にこのような風情のあるギャラリーがあることを始めて知ったが、
町家の中は絵本作りのお弟子さんやファンで一杯。
子育て中の想いを育児日記の延長で絵本にして残してこられたという原画絵本が、
最近の出版本共に所せましと並べられている。
純粋で素朴な作品に心が洗われるような思いがする。
昨日は、恐竜の村上茂さんと著名な元大阪市助役でもあった大平光代さんの対談など
ご主人の信夫さんの司会でのイベントもあって連日大盛況の様子。
素敵な祐喜子さんにもお目にかかり、ご挨拶。
「丹波竜のおくりもの」に恐竜博士の孫へのサインも頂いて、
原画絵本の前に座り込んで動かない家内を引っ張って1時間後の汽車に乗って帰途についた。
故郷にもたらされている大切な文化の存在に、
在京の会員ももっと触れて欲しいものだ・・と痛感した。

(高見 秀史